2011-09-07

オーガニックの魅力と東北グランマのX'masオーナメント

株式会社アバンティの渡邊 智惠子さんと東北グランマのX'masオーナメントについて打ち合わせに行ってきました。以前から知っていた方なんですが、仕事として組むのは今回が初めてです。


渡邉さんは日本のオーガニックコットンの第一人者です。
昨年のNHKの番組「プロフェッショナル 仕事の流儀」で時の人となりました。



実際に会ってみると分かりますが、素晴らしい職業人。まさにプロフェッショナルです。
会社の理念、哲学、コンセプト、商品、それら全てが一貫してブレがありません。

そんな渡邊さんとオーガニックとの出会いから今に至るまでの経緯と思いをお聞きしながら、いろんなファブリック(生地)を見せていただきました。


私も洋服屋ですから、久しぶりに生地を見ただけで創作意欲がわいてきます。料理人が新鮮な食材を見たとたんに料理を作りたくなるような感覚とでもいいましょうか・・・?

いずれ素晴らしい商品になってお客様へお届けしたいと思います。

そして、本題。 東北グランマのX'masオーナメントプロジェクトです。



震災で工場(建物)と同時に職を失った東北の産地3拠点でお母さんたちがクリスマスオーナメントを作りそれを流通させるプロジェクトです。


これは仕事を失い不安と孤独をかかえる人々に、日常を取り戻すために必要な仕事を創り出すことを目的としています。これにより、被災者が自分の手を使い、仲間と会話を楽しみ、自分達が作れる物を作る。それらが繋がって、生活の糧となり明日に生きる喜びの源となっていく。そんな流れを作っていきます。

まずは、オーガニックの残布を使って可愛いオーナメントを作ります。その後、津波で塩をかぶってしまった畑に綿を植えて、綿花作りをはじめます。そして、原料から製品になるまで一貫した工業を東北に再構築してゆく壮大な計画です。

こんな夢のあるプロジェクトなら是非協力したいし社会的にも意義のある仕事になるはずです。実際、フリークス社内のバイヤー、ブランド推進、企画、営業、みんなとも意見が一致しました!


このような素晴らしい仕事を通じてに東北を支援していきます。今後の展開にご期待ください。