2011-04-25

週末ボランティア

週末、大人数で石巻にまた支援活動に行って来ました。
実は23日に行く予定でしたが、現地悪天候で作業が行われないとのことで、炊出し支援隊は23日、泥だし瓦礫片付けは24日と分かれて支援に行きました。

今回は、友人であるアップル引越しセンターの代表文字(もんじ)さんが、引越しのプロだから運びますよ!!と4トントラックに彼の会社でも集めた物資と一緒に満載にして届けてくれました。さらに社員も連れて、配り終わったあとは一緒に瓦礫撤去も手伝ってくれました。これから現場のニーズは生活物資から人の援助へと徐々に変わってきています。ですから届けるだけではなかなか復興が進みません。これから本当の復興が始まるといった感じです。

今回はそのような観点から、どのようにして活動していくのがいいのか書いてみたいと思っています。

これからぜひ現地に行ってお手伝いしたい!という方は参考にしてください。まず、前日までに現地のボランティアセンターに事前の連絡を取ることが大切です。
当日の参加予定人数や集合場所など必ず指示を受けていくことです。もちろん参加は1人でもかまいません。その場合は現地で他の団体と一緒に活動するよう指示があります。(1人だけで活動することはありません)

当日、私達は石巻到着9時を目指して早朝4時に東京を出発しました。
(石巻専修大学のキャンパス内、5号館横にプレハブのボランティアセンターがあります)

より大きな地図で 石巻被災地応援ルート を表示

到着すると現地で道具の確認や、人数の配分がされます。

センターから実際の作業現場までは、ボランティアセンターが用意するシャトルバスまたは自分の車が使える方は車で移動します。


いよいよ作業開始です。始める前は家の中がこのような感じです。

まずは、一つ一つ家具などを家の外に運び出していきます。
そして家の中の泥を土嚢入れという袋に詰めて外に出します。

その時点でこんなに綺麗になってきます。

お昼はこんな風景。他のボランテアさんとも一緒に・・・知り合いが広がり情報が色々と入っていきます。
同じ志をもった仲間は話もはずんで楽しいひと時です。山口から来ていた木村さんからはお風呂に入れる場所や今の泊まるとしたら良い環境などを聞くことができました。

午後は畳の下地の板をはがします。と、その下から水と泥が・・・

ボランティアへ行く時には必ず雨具(濡れます)ゴム長靴、ゴム手袋(強いもので手首までの長めが良いです)。そして、できればゴーグル(埃がひどい)と良いマスク(肝心ですね 良いものがいいです)、さらに、ヘルメットです。半分近くの人は着用しています。まだ余震もあることですし・・・


今回は私達は、スコップ(シャベルですね)も持って行きました。できるのであれば自前で用意したほうが喜ばれます。それと自分の飲み物と食べ物は当然!ですね。現地はすでにコンビニやスーパーが再オープンして弁当や食料は手に入りますが、やはり不足気味ですので、できるだけ持っていくようにしましょう。


さて作業は進みこんなに綺麗になりました。
最後はお家の方と一緒に記念撮影・・・自然と笑顔がこぼれてきます。



自分ががんばったことで人に役に立って「ありがとう」と声をかけられることがこんなに気持ちの良いことだったのか、そして”働く”ということの原点だったのか、といった事を実感できる心地よい瞬間です。


さて、そうして道具を片つけて1日の活動は終了です。ボランティアは基本として夕方4時までで完了となります。

家の前の道路は、土嚢とゴミでいっぱいになります。これらは後日、市がトラックで回収します。


いろいろと気づきが多いです。最近は、今後の人生というか生きてゆくことに対して不安を口にする事の多い世の中ですが、こういうことで、様々に学ぶことができる機会は必要です。これから、さらに多くの人手が必要です。それも長期に渡って。

またGWには友人の主催のイベントが29日にあります。



その後にケンズスタイルで、もう一度バスで行けるボランティア活動を募集するかもしれません。皆さんのご意見などありましたらお寄せください。

初めての方でもお手伝いできます。今回も私と一緒に行った方の9割は初体験でした。皆さんも、ぜひ楽しんでボランティア体験してみてください。